2022年2月24日午前、ロシア軍はウクライナに軍事侵攻し、首都キエフや各地の軍事施設をミサイルで空爆しました。
この2カ国の動きが今後のどのようになってくるのか、世界中を脅かしております。
しかし、気になるのは「ロシアとウクライナはなぜ今対立し、攻撃したのか?」ですよね。
ということで今回は、ウクライナとロシアの関係について、知恵袋などを参考に小学生や子供向けに簡単にわかりやすく解説をしていきたいと思います!
- なぜロシアはウクライナを今、攻撃したのか?
- ウクライナとロシアの関係性は元カレ元カノ?
- 今後、どのようになるの?
それではどうぞ最後まで御覧ください!
なぜロシアはウクライナを今、攻撃した?理由を子供向けにわかりやすく解説!
ロシアがウクライナに対してなぜ今、攻撃したのか、その理由はいくつか考えられます。
- アメリカとNATOが軍事力を行使しないと公言していたから。
- 国連・安全保障理事会が役割を果たしていない状態であるから。
- 今行動しなければ、夏まで軍事侵攻できなくなってしまうから。
- 欧米(ヨーロッパ、アメリカ)の足並みが揃っていないから。
- 中国からの支援に期待できるから。
上記の内容が、ロシアがウクライナに今、攻撃した理由だと考えられます。
それでは具体的な内容について順番に見ていきましょう。
理由①:NATO(アメリカ)が軍事力を行使しないと公言していたから。
2021年12月時点でアメリカは、「ロシアによるウクライナ侵攻に対抗するため、米国が単独で軍事力を行使するような選択肢は今のところない」と述べました。
また、NATO(北大西洋条約機構)も、東欧の同盟国の防衛力強化のため、部隊派遣を行いましたが、ロシアによるウクライナ侵攻に対抗する軍事力を行使するとは言っていませんでした。
2月25日に、NATOはロシアのウクライナ進行に対して、厳しく非難するも、ウクライナへは部隊を送らないことを述べていました。
つまり、ロシアはアメリカやNATOによる軍事力行使をしないことがわかったので、遠慮なくウクライナに攻めることができたということですね。
理由②:国連・安全保障理事会が役割を果たしていない状態であるから。
国連(国際連合)は常任理事国であるロシアに拒否権を与えてしまったため、重要な決議をすることができなくなってしまいました。
これは第二次世界大戦を防ぐことができなかった国際連盟の失敗を活かして、五大国(アメリカ・イギリス・ロシア、フランス、中国)の安全保障理事会における意思決定を重視しています。
そのため、軍事侵攻したロシアにも拒否権が与えてしまったために、思いルールを作ってしまった結果、逆に国際連合が動くことができなくなってしまったということですね。
もし国同士が揉めてしまった場合、国際司法裁判所の判決には法的拘束力があるため、判決に従わなければなりません。
しかし、ロシアが常任理事国(五大国)である以上、国際司法裁判所は何も言えなくなってしまいます。
これだと、ロシアのような常任理事国だとルールは無視できるということになってしまいますよね。
理由③:今行動しなければ、夏まで軍事侵攻できなくなってしまうから。
ロシアは3月になると、道や田野などが雪解けによる泥でぬかるんだ状態(ラスプティツア)となり、軍事侵攻ができなくなってしまいます。
また、ロシアは2021年11月頃からウクライナとの国境周辺に約10万人の部隊を集結させています。
そのため、極寒のこの時期にこれ以上、野営すると兵士も疲れてしまい、士気が下がってしまいます。
理由④:欧米(ヨーロッパ、アメリカ)の足並みが揃っていないから。
現在、アメリカと中国が仲が悪いことから、アメリカは中国やアジアに意識が向いています。
すると、アメリカは積極的にウクライナの問題には深く介入ができないとロシアは考えました。
ヨーロッパとアメリカで足並みが揃っていないことから、ロシアは今が攻めるチャンスだと思ったのかもしれません。
理由⑤:中国からの支援に期待できるから。
ロシアは中国と仲が良いため、アメリカから仮に経済制裁を受けたとしても、中国からの支援に期待ができるからです。
ロシアは中国との親睦を徐々に深めておい、自国の安全保障について中国から理解を得ていると思われます。
ウクライナはロシアの元カノ元カレの関係?
ウクライナとロシア、EUは恋の三角関係?
まずロシアとウクライナは隣同士にある国で、元々は仲が良い関係でした。
しかし、ウクライナはロシアのDVやパワハラに堪えきれなくなってしまい、ロシアとは距離を置き、EU(欧州連合)と仲良くするようになりました。
また、ロシアとEUもお互いに仲良い関係ではありません。
そのため、ウクライナと仲がよかったロシアは、ウクライナがEUと仲良くすることに対して、良いとは思わないんですね。
カナリ端折って説明をしたので、説明不足なところもあるとは思いますが、簡単に説明をするのであれば、恋愛のような三角関係になっているということです。
ウクライナ「ロシアとはもう一緒にいたくない!EUと一緒になるから!」
EU「ロシアはひどい奴だろう?そんなところにいないで、私のところにきなさい。」
ロシア「ウクライナ!今までお前にどれだけ尽くしてきたと思ってるんだ!EUのところに行ったら絶対に許さねぇぞ!!」
という感じでしょうか。
ウクライナもロシアに対して仲間意識や恩もあるかと思いますが、だからといってロシアにいろいろ口出しされたり強要されるのも嫌でしょう。
ぽんちせさんの説明がガチでわかりやすい!
ロシアとウクライナの関係について、超わかりやすく、そして面白く説明をしているので、ぜひ見てみてくださいね!
猿でも分かる
ウクライナとロシアの関係性#ウクライナ戦争 pic.twitter.com/CjwkQHbIRX— ぽんちせ@千聖 (@1000_saint) February 26, 2022
あっちゃん(中田敦彦)の解説が神!!
あっちゃんがウクライナとロシアの関係をまるっと解説していたので、時間がある方はぜひ見てみてください!
動画①:【ウクライナ・ロシア情勢①】世界の紛争最前線をわかりやすく解説!
動画②:【ウクライナ・ロシア情勢②】ウクライナの思惑とアメリカはどう動くのか?
【ロシアのウクライナ侵略①】NATOが動かない理由と、プーチンの恐るべき戦略
【ロシアのウクライナ侵略②】ウクライナはどうなるか?そして、日本は大丈夫なのか?
【ロシアのウクライナ侵略②】ウクライナはどうなるか?そして、日本は大丈夫なのか?
あっちゃんの説明は本当にわかりやすいですし、何より政治系の内容なのに、最後まで見れちゃいますよね!
ウクライナとロシアはなぜ戦争になる?理由や原因をわかりやすく解説!
ウクライナとロシアの関係は?
上記ではかなりざっくりと説明をしたのですが、問題はウクライナとロシアがなぜ戦争になるまでの関係なのか、というところだと思います。
まず、ウクライナとロシアはもともと同じような民族であったため、仲間意識が強かった関係でした。
実際にウクライナにはロシア人が17%もおり、ウクライナの首都である「キエフ(大公国)」はロシアが起源になります。
ほかにも、ウクライナとロシアは言語や文化など民族が共通していることから、関係が根強いことがわかります。
ロシアの大統領「プーチン」氏も「ロシア人とウクライナ人はひとつの民であり、一体である」と宣言しております。
そのような背景がある中、ウクライナがEUと手を組むということは、ロシアからすれば「自分たち(ロシア)と手を切る」というふうな意味となります。
そうなると、ロシアは今までずっとウクライナは仲間だと思っていたため、裏切られた気持ちになり、「EUのところに行くならこっちも武力行使するぞ!」と圧力をかけているということですね。
ウクライナとロシアはいつから仲が悪いの?
ウクライナは過去800年近く、モンゴル、ポーランド、ロシアなど他国の競い合う勢力によって、繰り返し支配されてきました。
その結果、自国のウクライナ語の使用や学習が禁止されたり、ロシア正教へ改宗されるなどの政策により、「ロシア化」を迫られました。
20世紀に入ってからも、ウクライナはソ連側に飢饉を起こされて死に追いやられたりもしました。
こういった歴史的な背景から、ウクライナはロシアと長きにわたる断絶を生み出しました。
しかし、同じウクライナ国内の東側と西側で、ロシアに対する考えが異なります。
- 東側→ロシアとの結びつきが強く、ロシアの指導者を支持する傾向。ロシア語を話す正教会の信者が多い。(親ロシア派)
- 西側→西欧よりの政治家を支持する傾向。西部各地にはウクライナ語を話すカトリック信者が多い。(反ロシア派)
このような背景から、ウクライナとロシアは仲が悪く、自国内でも内戦や内乱があるということなんですね。
ウクライナ国内は大パニック!?
ウクライナはロシアからの圧力に対し、パニック状態となってます。
ウクライナ国内で、反ロシア派と新ロシアが揉めており、内戦・内乱状態のようです。
その理由としては、EU側につきたいというものもいれば、自国にもロシア人がいるため、同じ民族同士で揉めているということですね。
ウクライナの大統領「ウォロディミル・ゼレンスキー」氏は全土に非常事態宣言を出しました。
ウクライナとロシアについて世間の反応は?
日本人がウクライナとロシアの関係についてどのように思っているのか、調べてみました。
ウクライナ都市部の下水道網の情報がないので、そちらの関係が分からない。言えることはロシアの侵略に備えて様々な対抗策が練られていただろうということ。その前提の上で大統領が市民への銃の供出を決定した訳で、そんなに無計画な訳もない。
— 七千夜叉 (@volantverba) February 26, 2022
ロシアとウクライナの関係は、中国と台湾に似ている。どちらも二つの地域は歴史的に交流が深い。ウクライナは比較的最近も親ロシア政権があったし、現在の台湾は、中国大陸から来た人々が樹立。いまの基準だと国際社会からから批判されるのか?
— 明るい未来 (@akarui0) February 26, 2022
梅田にて
「ロシアはウクライナから
手を引け」との声おぉ、っと思って
よくよく見ると
写真みたいな状況で続いて
「岸田はやめろ」
「維新をつぶせ」の声
ど~いう関係あんねん
いったいなんつー便乗かこういうの
良くないね~#ウクライナ#梅田#便乗 pic.twitter.com/IIRsHk3Msc— ゴジサイト管理人 べあ (@bear0919z) February 26, 2022
中国の台湾と香港の時もそうだったけど?
問題が「腐った政府」と「国民」の関係を問う問題なんよねウクライナと言う
「国民を食い物にした挙句に死ねと言う政府」
そのウクライナから裏切られたロシア
両方とも
腐って国民を食い物にした挙句に殺してる訳で
戦争ですら無くて虐殺だろうね— 風の歌 (@windsnowroad) February 26, 2022
ウクライナの方々、どうかこれ以上関係の無い市民が巻き込まれて未来を閉ざされませんように。日常が一変して地獄になるなんて想像もつかないけれど、どうか生きてその命を繋いで欲しい。ロシア国民、キチガイを野放しにしてはいけない。今こそ国民全体が反戦という暴動を起こして平和を掴み取るべき
— 🌊モブ子🦈🔞☃️@物騒なオピオイドの妖精🎄🐴冬仕様❄️ (@m_45_c_y1_j) February 26, 2022
>無論当店も文化に関わる人間として、プーチン政権によるウクライナへの大規模侵攻には断固として反対します。
幸いにして観測範囲のロシア関係者でこの戦争とロシアの政権に反対してない人見掛けないけど、在日ロシア人の中にはやっぱりこの戦争は米とNATOが悪いって人もいるんかな…?
— しんしてい (@Ki_46ozzie) February 26, 2022
ウクライナとロシアの関係についてのまとめ
ということで今回は、ロシアとウクライナはなぜ今対立で攻撃?したのかについて、わかりやすく子供向け解説してみました。
- アメリカとNATOが軍事力を行使しないと公言していたから。
- 国連・安全保障理事会が役割を果たしていない状態であるから。
- 今行動しなければ、夏まで軍事侵攻できなくなってしまうから。
- 欧米(ヨーロッパ、アメリカ)の足並みが揃っていないから。
- 中国からの支援に期待できるから。
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
(※あくまでも推測になります。もし間違った内容などがございましたら、ご指摘していただきますと幸いです。)